群馬県民ならだれでも知っているけれど、県外の人にはほとんど知られていないのが「焼きまんじゅう」。まんじゅうを竹串に刺し、濃厚な甘味噌ダレを裏表に塗って焼き、焦げ目を付けたもので、起源は江戸時代の末ごろといわれています。古くは「味噌付けまんじゅう」と呼ばれていましたが、「味噌を付ける」というのはあまり良い意味でないということで、昭和初期には今の「焼きまんじゅう」という呼び名が定着しました。
現在県内全域に80店舗以上あり、タレの味や焼き方は各店独特の秘伝があります。専門店だけでなく、群馬のお祭りの屋台には欠かせない、県民のソウルフードの代表格です。