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ロボット製作をもっと自由に! 次世代ブロック“CyberBrick”の魅力とは?

近年、レゴブロックを活用したロボット製作や電子工作が盛んに行われています。そんな中、新たな選択肢として注目を集めているのが**「CyberBrick(サイバーブリック)」**です。Kickstarterでのクラウドファンディングを通して開発が進められているこのブロックは、一見するとレゴに似ていますが、そのコンセプトや拡張性に大きな特徴があります。


従来のブロックを超える拡張性

CyberBrickは、「Beyond Bricks(ブロックを超えて)」というキャッチコピーのとおり、レゴ互換の形状だけにとどまらず、より強度や機能性を高めたパーツが用意されています。たとえば、サーボモーターを取り付けるための専用パーツや、Arduino・Raspberry Piなどの制御基板がマウントできるプレートも提供される予定です。ロボットやIoTガジェットを自作する人にとっては魅力的な仕掛けが満載です。


強度と耐久性

レゴなどの従来ブロックを使ってロボットを組み立てようとすると、「強度が足りない」「激しい動作でパーツが外れてしまう」という悩みを抱えがちです。CyberBrickでは、ブロック同士を結合する部分を強化したり、金属部品との連結用穴を設けたりと、フレームとして十分な剛性を確保できるよう考慮されています。これにより、室内での簡易ロボットはもちろん、衝撃や振動がある環境でも安定して動かすことが期待できます。


3Dプリント対応とカスタマイズのしやすさ

もう一つの大きな特長は、3Dプリンターで独自パーツを増やせるという点です。CyberBrickの設計データや、ユーザーコミュニティが共有するカスタムパーツのデータをもとに、自分好みに改良したパーツを作ることができます。たとえば、特定の形状や寸法が必要な場合でも、手軽に独自パーツを付け足していけるわけです。これは、従来のブロック玩具にはなかった柔軟性と言えるでしょう。


電子工作との親和性

CyberBrickは電子工作における使い勝手を重視しており、ギアボックスやモーター、センサーを搭載できるモジュールが複数ラインナップされる予定です。ArduinoやRaspberry Piといった制御基板を載せやすいプレートも公開予定で、配線をきれいにまとめたり、センサー類を手軽にマウントしたりできるよう設計されています。まさに“ブロック×電子工作”の可能性を広げてくれる存在だと言えるでしょう。


Kickstarterの進捗と今後の期待

CyberBrickのプロジェクトは、Kickstarterで支援を募っており、特定の支援額ごとにベースキットや拡張キットが用意される形です。支援者の増加に伴い、ストレッチゴールで追加パーツの開発も進行しているとのこと。今後、正式リリースに向けてどのように進化していくのか、非常に楽しみなプロジェクトです。


まとめ

CyberBrickは、レゴの手軽さや遊び心をそのままに、ロボット製作や電子工作に必要な強度と拡張性を兼ね備えた新感覚ブロックシステムです。もし、レゴでは実現しにくかったアイデアや、より本格的なロボット開発に挑戦したいと考えているなら、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
あなたの“ものづくり”の幅を、ぐっと広げてくれるはずです!


▼ 参考リンク

-3Dプリンター, プログラミング, ロボット