いよいよ『ゲド戦記』が公開になります。
このゲド戦記。
こんな逸話があります。
1981~82年のことだったと思うんです。宮さん(宮崎駿)は『ゲド戦記』の原作に心酔していました。だから、最初に映画を作ろうとしたとき “『ゲド戦記』がいいね”という話になったんです。それで、日本語版原作の版元である岩波書店に、映画化権の許諾を打診したんですよ。
しばらくして返事が来て“原作者からOKが出ない”と。こういう言い方をするといけないけれど、それで仕方なく、代わりに『風の谷のナウシカ』をやることになったんです(笑)。僕と宮崎駿は、もともと『ゲド戦記』を映画にしてみたかったんですよ。
それほどまでに宮崎駿がのめりこんだこの作品。
息子である宮崎吾郎(宮崎駿の長男)。
が、どう映画化したのかとても興味があります。
失敗するのがおちだと言う人もいると思います。
あまりに親が偉大過ぎますし。
初の監督作品で大長編。
しかも24~5年前に父親『宮崎駿』が映画化したかったという『ゲド戦記』
そのプレッシャーははかりしれないでしょう。
親が偉大だからといって、息子も偉大とは限りませんしね。
宮崎駿の2番煎じとなるのか?
それとも宮崎吾郎監督作品という新しい境地を開くのか?
とても気になるところです。
『ゲド戦記』が、何らかの境目となることは間違いないでしょう。
スタジオジブリにとって。
いや日本のアニメ映画界にとっても。
挿入歌『テルーの唄』を聞いて既にわたくし鳥肌立っております。
ホントに7月29日公開、楽しみです。
また感想については、後日書きたいと思います。