2005年4月24日

さすがは北島康介

競泳の世界選手権(7月、カナダ・モントリオール)代表選考会を兼ねた日本選手権最終日は24日、横浜国際プールで11種目の決勝を行われ、男子100メートル平泳ぎは、アテネ五輪平泳ぎ2冠の北島康介(日本コカ・コーラ)が6連覇。

バランスの悪さも徐々に解消のきざし…北島

 大舞台では、自分の力を信じ切ることができたヤツが最後は勝つ。北島はそう言い聞かせた。北島コールがこだまする会場の観衆を前につぶやく。「さぁ、いくぞ」

前日の50メートル平泳ぎで世界切符を手に入れたが、しくじるわけにはいかない。「あせるな」。平井伯昌コーチがレース前に語りかけた言葉を頭の中で反すうした。

 誰のために、何のために、泳ぐのか。アテネ五輪で2冠を制した北島には重い課題だ。「ここまで来られたのは、応援して下さるみなさんの力」とわかっていてもそれをモチベーションに新たなスタートを切ることは容易ではなかった。「(五輪が終わり)楽になったのも、気が抜けていたのも事実」。中途半端な気持ちだったことを北島は否定しない。

 練習には見学者が絶えない。カメラ付き携帯電話のシャッターがあちらこちらで切られる。ファンあっての、という思いと、集中することの難しさ。200メートルの敗因は、そんなところにもあった。「ストレスなくトレーニングできる環境作りが大切と痛感している」。平井コーチは、今後の課題をそう語った。

 50メートルのターンは2位。だが、直後にトップに立つと引き離しにかかった。「まだ60%の状態」(平井コーチ)とはいえ、水をかく力とキックのバランスの悪さも徐々に解消のきざしが見えてきた。

 水神――。ファンが掲げた応援のボードが揺れる。今はまだしっくりこないかもしれないが、夏のモントリオールには、きっとその名にふさわしい北島康介がいるはずだ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://somyu.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1760

コメントする

    :


画像の中に見える文字を入力してください。